最近、周りの人によくこう聞かれます。 「なんでわざわざ面倒な『自宅焙煎』なんて始めたの?」 と。
手軽に美味しい豆が買える時代に、煙と戦いながら自分で焼くなんて、確かに物好きに見えるかもしれません。 でも、僕が焙煎沼に足を踏み入れた理由は、実はすごく単純で現実的なことでした。
今日は、素人の僕が自宅焙煎を始めた理由と、「実際、いくら安くなるのか?」というリアルな検証結果、そして「ここが大変」というデメリットまで、包み隠さずお話しします。
理由1:圧倒的なコスパ。コーヒー代が1/3に?
最大の理由は、かっこいいこと言わずに正直に言います。 「とにかく、安く美味しいコーヒーが飲みたかったから」です。
僕には毎日のコーヒーが欠かせませんし、ラテも大好きです。 でも、有名ロースターさんやカフェで買う焙煎豆って、だいたい100gで800円〜1,000円くらいしますよね。美味しいけれど、毎日ガブガブ飲むにはちょっとお財布に痛い。
そこで「焼く前の豆(生豆)」ならどうなんだろう?と調べてみたんです。
実際の計算結果
Amazonや専門サイトで生豆の価格を見て驚愕しました。 ピンキリですが、普段飲み用の豆なら1kgで2,000円〜3,000円くらいで購入できます。
これを100gあたりに換算すると… なんと、約200円〜300円。
お店で買う金額の半額どころか、約3分の1です。 電卓を叩いて、「え、こんなに違うの?」と声が出ました。
この差額があれば、ちょっと良い焙煎道具を買ってもすぐに元が取れてしまいます。 「失敗しても痛くないし、毎日気兼ねなく飲める」。この心理的な余裕は、コーヒー好きにとってかなり大きいです。
理由2:スーパーの豆には戻れない「鮮度」の衝撃
「でも、安い豆ってことは、味はそこそこなんでしょ?」
始める前は僕もそう思っていました。安かろう悪かろうだろう、と。 でも、自分で初めて焼いた豆にお湯を注いだ瞬間、その常識が覆されました。
粉が、生きているみたいに「モコモコ」と膨らむんです。
スーパーで買った焙煎後数ヶ月経った豆では絶対に見られない光景です。 この膨らみこそが、鮮度の証。
味も別格でした。 僕は家庭用エスプレッソマシンの定番「デロンギ デディカ(De’Longhi Dedica)」を使っていますが、新鮮な豆を使うと、クレマ(泡)の立ち方が全然違います。そして何より、部屋中に広がる香りが爆発的です。
「安いのに、今まで家で飲んだ中で一番美味しい」
コストが下がって味が上がる。 ここで僕は完全に、自家焙煎という「沼」にハマってしまいました。
ただし注意!自宅焙煎をおすすめしない人
良いことばかり書きましたが、リアルな「大変さ」もお伝えしておかないとフェアじゃないですね。 正直、全員にはおすすめできません。
最大の敵は、「チャフ(薄皮)」です。
豆を焼くと、薄い皮が剥がれて、これがフワフワと部屋中に飛び散ります。 シンクやコンロ周りは結構汚れます。
自宅焙煎に向いている人の条件
僕が思う「続けられる人」の条件は以下の3つです。
- チャフの掃除を「まあいいか」と我慢できる、または掃除が苦じゃない人
- 煙が出るので、しっかりとした換気扇がある環境の人
- キッチン周りに機材を広げるスペースがある人
この「掃除の手間」と「焙煎の時間」を、美味しいコーヒーへの対価として楽しめるかどうかが、分かれ道だと思います。
まとめ
手間はかかりますが、自分で焼いた豆で淹れる一杯は格別です。 いろんな産地の豆を少しずつ焼いて飲み比べる実験も、今の僕の楽しみの一つになっています。
「自分もやってみようかな?」と思った方、ぜひ一緒にコーヒーライフを楽しみましょう!
