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デカフェの豆は、カフェインの抜き方と焙煎日で選ぶ

2026.09.10 公開

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夜もコーヒーを飲みたいですが、デカフェは味が落ちると聞くと、選ぶのをためらいます。

デカフェは、カフェインの抜き方と焙煎日で選ぶと、味の当たり外れを減らせます。抜く工程で生豆が一度ぬれて乾くので、普通の豆より香りが落ちやすく、焙煎日の新しいものを少量ずつ買う選び方が合います。深煎りにされることが多く、味の方向は苦味寄りになりやすい豆です。

抜き方仕組み
水を使う方法(スイスウォーターなど)水と活性炭でカフェインを取り除きます
二酸化炭素を使う方法高圧の二酸化炭素でカフェインを取り除きます
溶剤を使う方法薬剤でカフェインを取り除きます

「カフェインレス」の表示は90%以上抜いた豆を指す

日本のコーヒーの表示ルール(コーヒーの公正競争規約)では、カフェインを90%以上取り除いた豆に「カフェインレスコーヒー」と表示できます。「デカフェ」は、カフェインレスと同じ意味で使われることが多い言葉です。「ノンカフェイン」は、もともとカフェインを含まない飲み物に使われることが多く、コーヒーでは別の言葉として見ます。パッケージのどこに表示があるかは、商品や販売元によって少しずつ違います。

デカフェにも、ごくわずかにカフェインが残ります。取り除く割合の数字は、商品によって表示の場所や書き方に差があります。残る量を細かく知りたいときは、商品説明や販売元の案内を確認します。

産地や焙煎度もあわせて見るなら「コーヒー豆の選び方と種類|品種・産地・焙煎度から失敗しない判断基準【2026】」に基準をまとめています。デカフェも、産地や焙煎度の考え方は普通の豆と同じで、表示だけがひとつ増える形です。

抜き方は水・二酸化炭素・溶剤の3種類に分かれる

カフェインを抜く方法は、大きく水を使う方法、二酸化炭素を使う方法、溶剤を使う方法に分かれます。どの方法も、まだ焙煎する前の生豆の段階でカフェインを取り除きます。生豆の見た目だけでは、どの方法かの判断が難しいです。

水を使う方法はスイスウォーターなどと呼ばれ、水と活性炭でカフェインを取り除きます。薬剤を使わない方法として紹介されることが多い抜き方で、商品ページに方式名が書かれていることもあります。

二酸化炭素を使う方法は、高い圧力をかけた二酸化炭素でカフェインを取り除きます。溶剤を使う方法は、薬剤でカフェインを取り除く方法です。パッケージや商品ページに、抜き方の名前が書かれていることもあります。抜き方の名前が分からないときは、販売元に確認する手もあります。

デカフェは工程と焙煎で香りが落ちやすい

カフェインを抜く工程では、生豆を一度ぬれた状態にしてから乾かします。乾かす工程を挟むぶん、普通の豆より香りのもとになる成分が抜けやすくなります。

生豆の状態が普通の豆と少し違うので、焙煎の進み方にも普通の豆との違いが出ます。豆の色の変化が分かりにくく、焙煎する側にも普通の豆より注意が必要な生豆です。

深煎りが多い理由

香りが控えめになりやすいデカフェは、深煎りにして香ばしさや苦味を足す焙煎が多くなります。味の方向は苦味寄りになりやすく、酸味の強い浅煎りのデカフェは数が少ないです。

焙煎度の違いによる味の方向は「浅煎り・中煎り・深煎りは、酸味と苦味のどちらを飲みたいかで選ぶ」にまとめています。深煎りが多い理由を知っておくと、店頭で選ぶときの見当がつきやすくなります。

少量ずつ、焙煎日の新しいものを選ぶ

デカフェは香りが落ちやすい豆なので、焙煎日が新しいものを、少量ずつ買う選び方が合います。パッケージの焙煎日を確かめてから選びます。

つまずきやすいところ

安いからと大袋でまとめ買いすると、飲み切る前に香りが弱くなります。100〜200gの小袋で、2〜3週間で飲み切れる量を選ぶと、最後まで香りが残りやすいです。

焙煎日からの飲み頃の目安は「コーヒー豆は焙煎日から数える。飲み頃は3日後から3週間」に書いていて、デカフェでも同じ考え方が使えます。

デカフェのコーヒー豆 200g焙煎日の書いてある、カフェインを抜いた豆です。
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淹れ方は普通の豆と同じでよい

デカフェの淹れ方は、普通の豆と同じです。粉15g、湯250ml、湯温90〜93度、抽出時間2分30秒の基本レシピをそのまま使えます。ふだん使っている器具と手順を、そのまま生かせます。

粉15g(中挽き、目安)
湯250ml
湯温90〜93度
時間2分30秒

深煎りが多いデカフェは、薄く感じたら粉をひと段階細かくします。豆の量や湯温は、普通の豆を淹れるときの感覚のまま調整できます。ミルクを合わせてカフェオレにする飲み方も、普通の豆と同じように試せます。

苦味が強いときは水出しにする

深煎りのデカフェは、ホットで淹れると苦味が強く出やすい豆です。冷たい水でゆっくり抽出する水出しにすると、苦味が穏やかになり、夜でも飲みやすくなります。

水出しは、湯を沸かさずに冷蔵庫でそのまま抽出するので、就寝前に仕込んでおくと翌日に飲めます。粉を多めに使うレシピが多く、味の濃さも調整しやすい淹れ方です。水出しの作り方は「水出しコーヒーの作り方。粉50gと水600mlを冷蔵庫に8時間おく」に書いています。

よくある質問

デカフェにカフェインは全く入っていませんか

デカフェにも、ごくわずかにカフェインが残ります。日本の表示基準では、90%以上取り除いたものを「カフェインレス」と呼びます。量が気になるときは、商品説明や販売元の案内を確認します。

デカフェはなぜ高いのですか

カフェインを抜く工程が加わるぶん、通常の豆より手間や設備がかかりやすく、価格が上がる一因になります。抜く方法によっても、かかる手間や使う設備に差があります。

デカフェの生豆を自家焙煎できますか

できます。抜く工程で生豆が一度ぬれているため、色の変化がやや分かりにくく、時間や煙も見ながら焙煎を進めます。普通の生豆より少し慎重に、焙煎の進み具合を確かめます。家庭用の焙煎機でも、デカフェ用の生豆として扱われている商品を選べます。

書いている人

自宅の台所で焙煎から淹れるところまでやっています。うまくいった手順だけでなく、外した回数も書きます。器具は自分で買って、しばらく使ってから記事にします。

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