この記事の前提
カフェオレは濃いめのハンドドリップ、カフェラテはエスプレッソで作る前提です。書き手はデディカでラテを作っています。カフェオレは一般的な作り方で書いています。
カフェのような牛乳入りのコーヒーを家で作りたくても、家にはドリッパーだけがあります。カフェオレとカフェラテの違いも、分からないままです。
カフェオレとカフェラテは、コーヒーの濃さと牛乳の温め方を変えて作り分けます。カフェオレは濃いめのドリップコーヒーと温めた牛乳を同量で合わせ、カフェラテはエスプレッソに泡立てた牛乳を注ぎます。マシンが無ければ、ドリップだけで作れるカフェオレから始めます。
| 比べる点 | カフェオレ | カフェラテ |
|---|---|---|
| ベースのコーヒー | 濃いめのドリップ | エスプレッソ |
| 牛乳の状態 | 温めるだけ | 泡立てる(スチーム) |
| 必要な器具 | ドリッパーとケトル | エスプレッソマシン |
違いはコーヒーの濃さと牛乳の泡
カフェオレは、濃いめに淹れたドリップコーヒーに温めた牛乳を合わせます。牛乳は泡立てず、そのまま注ぎます。カフェラテは、エスプレッソに泡立てた牛乳を注ぐので、表面に細かい泡の層ができます。使うコーヒーも、ドリップかエスプレッソかで使い分けます。
牛乳とコーヒーの比率は近くても、コーヒーの濃さと牛乳の状態が違うので、口当たりも変わります。同じ量の牛乳を使っても、カフェオレの方がコーヒーの香りを軽く感じます。カフェラテは泡の分だけ口に含む牛乳の量が多く、口当たりがなめらかになります。アイスで作るときの比率は「家のアイスラテは、エスプレッソ2ショットを牛乳150mlに注ぐ」に書いています。
カフェオレの作り方
| 粉 | 20g(濃いめ) |
|---|---|
| 湯 | 200ml |
| 牛乳 | 同量を温める |
基本のハンドドリップは粉15g・湯250mlで、カフェオレ用はそこから粉を20g、湯を200mlにして濃いめに淹れます。湯の量を減らして粉を増やすと、抽出したコーヒーの濃さがはっきり上がります。挽き目や注ぎ方は、普段のドリップのまま使えます。ドリップの基本手順は「ハンドドリップ入門|1杯分の基本レシピと味を整える調整表」に書いています。
濃いめに淹れたコーヒーと、温めた牛乳を同じ量だけ合わせます。牛乳の量が少ないと、いつものブラックコーヒーに近い味になります。逆に牛乳を増やすと、香りは残りつつまろやかな口当たりになります。カップに先に牛乳を注いでからコーヒーを加えると、色の変化も見えて分量の目安になります。
牛乳は沸かさず60〜65度に
牛乳は、鍋か電子レンジで温めます。沸騰させると膜が張り、風味も落ちるので、沸かさずに温度を止めます。電子レンジで温める場合は、途中で一度取り出してかき混ぜると、温度のむらが減ります。鍋の場合は、弱火から中火でゆっくり時間をかけて温めると、温度を見極めやすくなります。
70度を超えると甘みが落ちる
牛乳は70度を超えると甘みが落ちます。60〜65度で止めると、牛乳本来の甘さが残ります。温度計が無ければ、鍋のふちに小さな泡が出始めたところが目安です。電子レンジの場合も、様子を見ながら短い時間で区切って温めます。温めた牛乳は時間がたつと表面に膜が張るので、コーヒーと合わせる直前に温めます。
カフェラテの作り方
カフェラテは、エスプレッソ2ショット(約60ml)に、スチームした牛乳150ml前後を注いで作ります。書き手はデロンギ デディカでこの分量を作っています。エスプレッソの抽出と牛乳のスチームは別々の工程なので、それぞれを先に安定させてから合わせます。どちらか片方が安定しないうちは、味が悪い原因の切り分けが難しくなります。
エスプレッソの抽出手順は「自宅エスプレッソ入門|デロンギ デディカで淹れる本格ラテの作り方」に、牛乳の泡立て方は「スチームミルクの作り方|家庭用マシンで理想のフォームを作るコツ」に書いています。マシンが無いときは、この手順の代わりにカフェオレを作ります。牛乳を注ぐタイミングは、エスプレッソを抽出した直後にすると、温度がより下がりにくくなります。
マシンが無いときに泡を作る方法
エスプレッソマシンが無くても、牛乳だけ泡立てる方法があります。温めた牛乳を、フレンチプレスの容器に入れてプランジャーを上下に動かすと、細かい泡ができます。何度か上下させたら、いったん手を止めて泡の量を確かめます。牛乳の量は、容器の半分ほどにとどめると、上下させている間にあふれにくくなります。
できた泡をカフェオレの上にそっとのせると、見た目がカフェラテに近づきます。ベースのコーヒーはドリップのままなので、味の濃さそのものはカフェラテとは異なります。フレンチプレスを使わない場合は、耐熱の容器と小さな泡立て器で代用する方法もあります。
豆は中煎りから深煎りが合う
カフェオレもカフェラテも、牛乳の量が多いので、酸味の強い浅煎りだと風味が牛乳に隠れやすくなります。中煎りから深煎りの豆を選ぶと、牛乳と合わせても香りとこくが残ります。深煎りの苦味は、牛乳の甘さと合います。豆を選ぶときは、袋に書いてある焙煎度の表示を、よく確かめます。同じ1種類の豆でカフェオレとカフェラテを飲み比べると、抽出方法による味の違いも分かりやすくなります。
よくある質問
カプチーノとの違いは何ですか
カプチーノはカフェラテと同じくエスプレッソと泡立てた牛乳で作りますが、泡の量が多く、層が厚くなります。カフェラテは泡が薄く、牛乳の量そのものも多めです。カップの大きさも、カプチーノの方が小さめのものがよく使われます。
牛乳は低脂肪でもよいですか
低脂肪の牛乳でも作れます。カフェオレは温めるだけなので違いは小さく、カフェラテは泡がやや立ちにくくなることがあります。まずは成分無調整の牛乳で基本の量と味を確かめてから、好みの牛乳に置き換えます。
インスタントコーヒーでも作れますか
インスタントコーヒーを濃いめに溶かし、温めた牛乳と合わせると、カフェオレに近い飲み物になります。カフェラテは泡立てた牛乳が特徴なので、エスプレッソが要ります。溶かす湯の量をいつもより少なめにすると、濃さの調整もしやすくなります。
