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2杯・4杯をまとめて淹れるときは、粉と湯の比率は同じで、時間だけ少しのばす

2026.09.10 公開

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2人分をまとめて淹れると、1杯だけのときより薄く感じたり、逆に濃く感じたりします。粉と湯をどう増やせばよいのか、迷います。

粉と湯は、同じ比率のまま増やします。2杯は粉30g・湯500ml、4杯は粉60g・湯1,000mlにそろえます。粉が増えると湯が抜けるまでの時間が長くなるので、挽き目を1段粗くするか、抽出時間が3分30秒〜4分になるのを見込んでおきます。

症状先に動かす次に動かす
2杯にすると薄い粉を30g・湯を500mlにそろえる挽き目を1段粗くする
4杯にすると薄い粉を60g・湯を1,000mlにそろえる抽出時間を3分30秒〜4分に見込む
4杯を超えて淹れたい大きいドリッパーとサーバーに替える2回に分けて淹れる

比率は変えない(粉15gに湯250ml)

基本レシピの比率は、粉15gに対して湯250mlです。杯数を増やすときも、この比率をそのまま保ちます。基本レシピは「ハンドドリップ入門|1杯分の基本レシピと味を整える調整表」にまとめています。

粉だけ増やして湯を増やし忘れると濃くなり、湯だけ増やして粉を増やし忘れると薄くなります。杯数を決めたら、先に粉の重さを決め、そこから湯の量を計算します。

粉15gに湯250mlなので、粉1gに湯は約16.7mlです。粉の重さを決めてから、この比率で湯の量を出します。端数は切り上げて、きりのよい数字で量ります。

レシピ表(1杯・2杯・4杯)

2杯は粉30g・湯500ml、4杯は粉60g・湯1,000mlです。湯温は90〜93度のまま使います。

杯数粉湯抽出時間の目安
1杯15g250ml2分30秒
2杯30g500ml2分50秒〜3分20秒
4杯60g1,000ml3分30秒〜4分

湯量は、サーバーの目盛りかはかりで確かめます。詳しいはかりの選び方は「コーヒースケールは、味を毎回そろえたい人に要る」に書いています。

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粉が増えると抽出が遅くなる(挽き目を1段粗く)

粉の量が増えると、ドリッパーの中の粉の層が厚くなります。層が厚いほど、湯が下まで抜ける時間が長くなります。

同じ挽き目のままだと、2杯や4杯では抽出時間がのびすぎることがあります。挽き目を1段粗くすると、層が厚くなった分の抜けにくさをやわらげられます。

挽き目を粗くする幅は、1杯のときと同じ1段を目安にします。杯数を増やすたびに粗くしすぎると、今度は薄く感じやすくなります。

挽き目を変えないとき

挽き目をそのままにする場合は、抽出時間が3分30秒〜4分になるのを見込んでおきます。薄いと感じたら、次から挽き目を1段粗くします。

抽出が薄く感じるときの直し方は「コーヒーが薄いときは、粉を増やす前に挽き目を細かくする」に書いています。

注ぎ方(蒸らしの湯も倍にし、回数を増やす)

杯数を増やすときは、蒸らしの湯量も同じ比率で増やします。1杯分の蒸らしが30mlなら、2杯は60ml、4杯は120mlを目安にします。

本注ぎも、1杯のときより回数を増やします。一度に注ぐ湯の量を増やしすぎると、ドリッパーの中で湯があふれたり、粉の壁が崩れたりします。

1杯なら2〜3回で終わる本注ぎも、4杯では4〜5回に分けます。1回あたりの湯量を1杯のときに近づけると、粉全体に湯が行き渡りやすくなります。

  1. 蒸らしの湯を比率に合わせて注ぎ、30秒待ちます。
  2. 本注ぎを杯数に合わせて3〜5回に分けて、中心から外側へ円を描くように注ぎます。
  3. 湯量をサーバーの目盛りで確認しながら、目標の量まで注ぎます。

4杯を超えるならドリッパーとサーバーの大きさ

HARIO V60 透過ドリッパー 02は、公式の表記で1〜4杯用です。4杯を超える量を一度に淹れたいときは、大きいサイズのドリッパーとサーバーに替えます。

ドリッパーだけ大きくしても、サーバーの容量が足りないと、湯があふれます。ドリッパーとサーバーは、同じシリーズの組み合わせで容量をそろえます。器具の選び方は「コーヒーサーバーは、目盛りと注ぎ口で選ぶ」に書いています。

大きいサイズに買い替える前に、今のドリッパーで4杯まで淹れてみて、日常で使う杯数を確かめておくと、サイズ選びで迷いにくくなります。

5杯以上を1回で淹れたいとき

大きいドリッパーでも、粉の層が厚くなりすぎると、中心まで湯が行き渡りにくくなります。5杯を超える量は、2回に分けて淹れる方が安定します。

HARIO V60 透過ドリッパー 021〜4杯用。樹脂製がいちばん安く、割れません。
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保温は火にかけない(サーバーのまま30分以内)

淹れたコーヒーを保温するときも、火にかけ直さずに置いておきます。再加熱すると苦味が強くなります。

サーバーに入れたまま置く場合は、30分以内を目安にします。時間がたつほど、香りが弱くなり、温度も下がります。目盛り付きのサーバーなら、淹れた量もそのまま確認できます。

作り置きせずに飲み切れる杯数を基本にし、それでも保温したいときは、卓上用の保温ポットに移します。二重構造で保温できるものを選びます。移すときはコーヒーが温かいうちに移し、ふたを閉めて香りが逃げるのを抑えます。

4杯まとめて淹れても、全員がすぐに飲まない日もあります。人数が読めないときは、少なめの杯数で淹れ、足りなければ追加で淹れる方が、香りの落ちたコーヒーを飲まずに済みます。来客の予定が事前に分かっている日だけ、4杯分をまとめて淹れる形にすると、無駄になりにくくなります。

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よくある質問

4杯より多く淹れたいときはどうしますか

大きいサイズのドリッパーとサーバーに替えるか、4杯までの量で2回に分けて淹れます。粉の層が厚くなりすぎると、中心まで湯が行き渡りにくくなります。

2杯分を1杯ずつ2回淹れるのとどちらがよいですか

どちらでも味は作れます。1杯ずつ淹れると、湯を沸かす回数や器具を洗う手間が増えるので、まとめて淹れる方が手早く済みます。

作り置きは何時間もちますか

30分を目安に飲み切ります。時間がたつほど、香りが弱くなり、温度も下がっていきます。

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書いている人

自宅の台所で焙煎から淹れるところまでやっています。うまくいった手順だけでなく、外した回数も書きます。器具は自分で買って、しばらく使ってから記事にします。

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